書評 book review 2004 9 26

書名 リスリングが面白いほど上達するコツ
著者 原岡笙子
出版社 中経出版

「英語教育(English education)」
 中学校、高校、大学と、英語を勉強し、ある程度、英字新聞も読める。
しかし、映画を見ると、英語が聞き取れない。
そういう人が多いでしょう。
 たとえば、ハリー・ポッターは、子供向けに書かれているので、
魔法用語を除けば、中学生の英語力でも読めます。
しかし、ハリー・ポッターの映画は、字幕がないと、わからない。
また、ハリウッド映画も、字幕がないと、わからない。
 さて、どうしてか。
それは、日本の英語教育に問題があります。
たとえば、こんな英語をどう発音するでしょうか。
「Give it to him.」
これを学校教育では、こう教えるかもしれない。
「ギブ イット ツウ ヒム」
 しかし、実際に、これを、アメリカ人が発音すると、どうなるか。
実は、これを、カタカナで表記するには、難しいのです。
発音記号がないと無理です。
しかし、無理矢理、カタカナで表記すれば、こうなります。
「ギビダム」
 アメリカ英語では、「t」という音はなくなる場合と、
「d」という音になる場合があります。
さらに、「h」という音は、速く話すと、なくなる場合があります。
 こうした「ヒアリングのコツ」について、
ピーター・チェ氏が明日香出版社から本を出していましたが、
この本は、10年以上前に出版された本ですので、今はないでしょう。
そこで、上記の「リスリングが面白いほど上達するコツ」という本が、ちょうどよいと思います。









































トップページへ戻る

News Idea Factory へ戻る

書評 book review へ戻る